院長

江坂嘉昭(えざかよしあき)

Ezaka Yoshiaki

ごあいさつ

こんにちは、「えざか産婦人科」院長の江坂です。全ての女性が自分らしく生き生きと、健康的に生活するためのサポートをしたいという気持ちで、令和4年5月9日、苫小牧市新開町4丁目に外来診療専門の医院を開院いたしました。
 人の体内での情報伝達は、神経系とホルモンなどの内分泌系によって行われます。ホルモンによる伝達は、生物が海にいた太古から出来たもので、脳からの命令ですぐに反応できる神経系とは違い、曖昧で時間がかかり、意思でのコントロールが難しいものです。
 女性の一生は三つのホルモンの荒波にさらされます。三つの荒波のうちの一つ目は、月単位でやってくる排卵と月経です。エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが、周期的に大きな変化を繰り返し、体に変調をきたす原因となります。もう一つは更年期です。三つ目に意外に知られていないのが、妊娠出産にともなう、女性ホルモンの急激な変動です。妊娠初期には月経期のピークの10倍から20倍の女性ホルモンにさらされます。また、胎盤で作られるヒト絨毛性ゴナドトロピンといわれるホルモンにより、つわりが起こります。その後、出産を期にこれらのホルモンが急激に減少し、産後の精神症状に悩まされる方がいます。このように、女性は常に、自分では思い通りにコントロールできないホルモンに翻弄されているのです。
 個人差はありますが、ほとんどの女性が女性ホルモンに関連したトラブルを経験されているのではないでしょうか。これまで女性ホルモンに関連したトラブルについてはあまり重要視されてきませんでしたが、ホルモンの変動に影響され自分ひとりではどうにもならないほど心身のバランスが崩れてしまい、生活の質を損ねてしまうことがあります。現在、各種ホルモン療法や漢方治療、サプリメントなど、女性特有の体調不良にとても効果的な治療方法があります。多くの女性が安心して受診し、より快適な日常生活を送れるようサポートさせていただきたいと思います。

プロフィール

平成22年4月
札幌医科大学産婦人科より、とまこまいレディースクリニック副院長へ就任
平成30年9月
とまこまいレディースクリニック院長に就任
令和3年9月
とまこまいレディースクリニック退職
令和4年5月
えざか産婦人科開院 院長に就任

ロゴマークについて

ウトナイ湖在住の2羽のコブハクチョウが形作るハートマーク。
これをモチーフにロゴマークを作っていただきました。
出来上がったのは、向かい合う母と子がハートマークを作って、筆記体のEにも見えるというものです。